「終活」をテーマにしたスナックが東京都江東区内にオープンした。店主の女性は、母の死をきっかけに海洋散骨を手がける会社を起業し、これまで数多くの死と向き合ってきた。「生や死について気軽に話し合える場になれば」との願いを込める。
16日、オープン翌日のスナック「めめんともり」を訪れた。骸骨があしらわれた調度品がいたる所に置かれ、メキシコの祝祭「死者の日」で用いられるマリーゴールドの花で彩られていた。開店直後から15人ほどの老若男女が集まり、酒を片手に和気あいあい。身内の死や自身の死生観など、生死にまつわる話題で盛り上がる。
「棺おけのふたを閉められたら、なんか温かくて、気持ちよくて。けど、数分したら『まだやり残したことがいっぱいある、生きたい』と思ったんです」
ある女性は、棺おけに入る「納棺体験」に参加したときのことを、この日が初対面という別の女性客らに語っていた。
母の葬儀、遺言、相続…直面した「死」
店名は、ラテン語で「死を想…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル